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言わずと知れた天神様。一般的には太宰府に左遷されたかわいそうな聖人といった認識だが、専門書ではどの本でもボロクソ言われる性格をしている。
神経質でクソ真面目で融通が利かず人の好き嫌いが激しい。基本的に他人のことは小馬鹿にしているが、実際本人が物凄く秀才なので仕方ないのかもしれない。冷静に考えても、大学寮内でも宮中でも昇るスピードが尋常ではなく、当然誰もついてくる人間はおらず、元来友達が少ない上に徒党も組まなかったために、過激な政策を組織の中で一人進めた挙句あっさり足元を掬われた。左遷後は何かとままならない生活にありながら気ままな詩作ライフをそれなりに楽しんでいたご様子。
本人も述懐している通り、家族とはあまりべったりしておらず、夫・父親としての役割にはしっくり来ていないところがある。いて当たり前、かなりぞんざいな扱いをしている一方で、離れると途端に家族の記述が増える傾向にある。
845年6月25日~903年2月25日

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道真の正妻。忠臣の長女(第一子)。どの本でも才媛・良妻賢母と書かれる最of高な女性。
正直好きすぎて客観的に簡潔に説明することが出来ない。
あの道真の正妻にしてはあまり知られていないのは道真が彼女について語る機会が少ないから。基本的に道真にとっては空気とか白米みたいなものであって当たり前。でも上述の通り讃岐や筑紫に行くと彼女についての詩歌が作られる。その割に宣来子自身は3ヶ月文送らなかったり道真とは反対で平気なもの。だから余計に道真はさびしんボーイになる。
夫のことはでっかい子供くらいの感じで接しているが、その頭脳については誰よりも信頼している。道真を陰に日向に支え、厳しく尻を叩きながらも、根本的な考え方が同じなので時々道真の言い分に納得してしまう。
道真の地方赴任には一度も同行しておらず、最後は互いに離れ離れになったまま、宣来子の方がふた月先に亡くなった。
850年~902年12月25日

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道真と宣来子の長女(第一子)。読み方は色々あるけどうちはのぶこ。道真がどうしても宣来子を振り切れなかったという感じ。
思いやりがあって空気の読める良い子。主に父のことで大変な母を支える。
道真が宇多天皇に気に入られ昇進していく中で衍子もまた女御として入内することになる。
宣来子五十歳の賀の際には宇多上皇を伴って邸を訪れ、宣来子は従五位下に叙された。かなりの母思いであることが分かる。
871年くらい~

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道真と宣来子の長男(第二子)。幼称は阿視。通称たかみん。
最初は先の展開を考えて道真ジュニアって感じの性格にしようとしてたけど、「忠臣おじいちゃんの撫子についての詩が評判になってます!写したので送りますね!!」という高視に対して「阿視は、讃岐で苦労して老いている私の身の安否を問う言葉も言わないでおじい様の詩すっごい!と本題に入っている」と道真が詩に書いているのを見てから、明るくて真っ直ぐな子という印象に変わった。衍子ちゃんとの出生順序はこれで固まり、弟ということにした。この人懐っこさとか自由な感じは下の子だろうなと。
菅家の子息だけあって周りより出世も早かったが、昌泰の変を境に彼の人生も彼の性格も全て一変する。
876年~913年7月21日

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